WBC2023 台湾プール
かつては「赤い稲妻」と呼ばれ、五輪では過去3度の金メダルを獲得していた。近年は亡命が後を絶たず、WBCでは2006年の準優勝の後は決勝ラウンドにすら進めず、それどころか2021年の東京五輪のアメリカ大陸予選でもあっさり敗退して出場権を逃した。汚名返上のため、今大会から他国へ亡命した選手の招集が可能となり、着実に戦力アップ。全チーム同率で「死の組」といわれた台湾プールを失点率から1位通過を果たし、ベスト4をかけてオーストラリアに挑む。
イタリア
第1回WBCから出場している欧州の古豪。主に国内でプレーするイタリア人選手や、アメリカでプレーするイタリア系外国人の選手を招集している。決勝ラウンド進出をかけたオランダとの試合に勝利し、悲願のベスト8入り。しかも、日本とベスト4入りをかけて戦うことになり、日本としては侮れない相手となりそうだ。
オランダ
2013年と2017年にはベスト4入りを果たしている欧州の強豪。今大会も国内でプレーするオランダ人選手や、アメリカなどでプレーする旧蘭領アンティル出身の選手を招集し、3大会連続のベスト4入りが望まれたが、イタリア戦であっさり敗戦。1次ラウンドで姿を消した。
パナマ
3大会ぶりの出場。日本ではフェルナンド・セギノールやフリオ・ズレータが活躍したことで知られているが、今大会は全チーム同率ながら失点率4位で1次ラウンド敗退が決まった。
チャイニーズ・タイペイ
世界ランキングで日本に次ぐ2位につける強豪。2013年の2次ラウンドでは日本と激しい戦いを繰り広げていたが、今大会は全チーム同率ながら失点率最下位で無念の1次ラウンド敗退。次回大会(2026年)は予選から回ることになった。